FBSは高いレバレッジと手厚いボーナスを両立した海外のFX業者です。
そんなFBSに興味があるものの、バリエーション豊かな口座タイプのうちからどれを使うべきか決めかねるという人も多いのではないでしょうか。
そうした人は複数口座(複数アカウント)を運用してみてはいかがでしょうか。
ただ、複数口座(複数アカウント)の運用には注意すべき点も少なくありません。
そこで今回はFBSの複数口座(複数アカウント)について分かりやすく解説していきます。
FBSの複数口座(複数アカウント)を分かりやすく解説
FBSは複数口座(複数アカウント)を利用可能
FBSは複数口座(複数アカウント)の運用も可能です。
ただ、それは取引口座単位の話しです。
FBSというサービスに登録できるアカウントはひとりにつきひとつまでに限定されます。
今回、解説していく複数口座(複数アカウント)はひとつのメールアドレスに紐づいた異なる口座タイプといった意味合いでお考えください。
なお、もし仮に異なるメールアドレスで複数口座(複数アカウント)を登録してしまった場合にも一応は対応方法が残されています。
カスタマーサポートへ連絡すればいずれかひとつに資金を引き継げるとのことです。
うっかりほぼ同タイミングで複数の口座を申し込んでしまった場合は、あせらずFBSに相談してみましょう。
FBSの複数口座(複数アカウント)の上限
FBSのヘルプによれば、ひとつのメールアドレスにつき、口座残高が100ドル以上あれば最大70個まで複数口座(複数アカウント)を開設できるとしています。
ただ、これはさすがに多すぎます。 おそらくは7つの誤りではないでしょうか。
また、別の情報によればFBSの複数口座(複数アカウント)の上限は10個とも言われています。
いずれにせよ、最大70個はないはずです。
多くても10前後と考えておきましょう。
FBSの複数口座(複数アカウント)の開設方法
FBSはメインアカウントさえ登録してあれば複数口座(複数アカウント)の運用は簡単です。
マイページから追加口座を申し込めばよいだけです。
その際には本人確認書類を再提出する必要もありません。
申し込めば5分とかからずFBSで複数口座(複数アカウント)の運用を始められます。 ただし、これは異なる口座タイプを運用する場合にかぎります。
同じ口座タイプで複数口座(複数アカウント)を運用したい場合、元の口座には100ドル以上の残高が必要です。
15,000円もあれば十分なのでそこまで厳しい条件ではありませんが、一応は注意しておきましょう。
FBSで複数口座(複数アカウント)を使うメリット
FBSで複数口座(複数アカウント)を使う主なメリットは異なる口座タイプを試せることです。 FBSには以下のような口座タイプがあります。
・スタンダード口座
・セント口座
・ECN口座
・仮想通貨口座
・ゼロスプレッド口座
・マイクロ口座
そして、それぞれ手数料や取扱銘柄、最大レバレッジなどかなり違ってきます。
こうした異なる取引条件を気軽に試せるのは、複数口座(複数アカウント)の運用が許されていることの大きなメリットといって間違いないでしょう。
ただ、いずれの口座タイプもかなり尖ったスペックを持っています。 また、ボーナスの有無や取引制限などもまちまちです。
となれば、はじめてFBSを使うという人はどれを使うべきか迷われることでしょう。
そうした人はとりあえず名前のとおり標準的な口座タイプであるスタンダード口座をおすすめします。
FBSで複数口座(複数アカウント)を使うデメリット
FBSで複数口座(複数アカウント)を使う主なデメリットは単純に管理が煩雑になることです。
先ほども触れましたが、FBSの口座タイプはそれぞれかなり特徴的です。
そこを個別に理解してトレードするのにはそれなりに骨が折れるはずです。
そのうえ、口座間で柔軟に資金を融通するとなれば相当の苦労もあるでしょう。
一応、FBSはかなり多くの複数口座(複数アカウント)を認めてはいますが、実務上は2~3個におさえておいたほうがよいかもしれません。
FBSの複数口座(複数アカウント)の注意点
FBSで複数口座(複数アカウント)を運用するときは両建てに要注意です。
なぜならば、複数口座(複数アカウント)間で両建てをするとゼロカットが無効になるからです。
といっても、両建て、ゼロカットのいずれもよく分からないという人もいるかもしれません。
両建てとは、同一銘柄に対して売りと買いのポジションを同時に建てる手法です。
理論上、両建ては売りと買いの損失と利益が相殺されます。
そしてゼロカットは、口座残高がマイナスになったとしてもそのマイナス部分をFBSがゼロにまで戻してくれるシステムです。
このゼロカットは基本的に口座ごとに執行されます。
そのため、複数口座(複数アカウント)で両建てをしていると、損失側のマイナスをFBSが負担しつつ、利益側のプラスだけをトレーダーが享受する結果となります。
そこで、FBSは複数口座(複数アカウント)間の両建てについてはゼロカットが無効になることとしているのです。
これはFBSにかぎらずゼロカットのある海外FXではほぼ共通のルールです。
厳しいところでは口座凍結もありえます。
どの業者を使うとしても、複数口座(複数アカウント)運用の際には両建てには注意しておきましょう。
FBSの複数口座(複数アカウント)の確定申告
FBSで複数口座(複数アカウント)を運用していた際の確定申告は「合算」です。
個別に申告する必要はありません。
また、FBSの口座タイプには「仮想通貨」もありますが、そちらも合算して問題ありません。
仮想通貨口座といっても、実際に仮想通貨を売買するのではなく、やり取りされるのはFX同様に売買結果の損益だけだからです。
これはFBSで取り扱っている銘柄全般で共通です。
したがって、FBSで運用している複数口座(複数アカウント)の損益は、確定申告の際にすべてまとめて合算して問題ありません。
FBS以外の業者も含めた複数口座(複数アカウント)でも同様です。 ただし、国内業者の損益とは合算不可能です。
これはFBSが税制上、国内FXとは別のものとして扱われているからです。
国内業者も含めた複数口座(複数アカウント)を運用している場合は「国内」「海外」で分けて計算しましょう。
FBSの複数口座(複数アカウント)を分かりやすく解説 まとめ
FBSは複数口座(複数アカウント)の運用も可能です。
上限は70とされていますが、おそらくそれは誤り。
正しくは10前後と思われます。 そして複数口座(複数アカウント)をFBSで運用するとさまざまな口座タイプを試せるというメリットがあります。
一方で、意図せず両建てになるとゼロカット対象外というデメリットもあります。
また、単純に資金管理や取引条件の把握が難しくなるのも無視できません。
そう考えると、FBSでの複数口座(複数アカウント)運用は2~3個に留めておくことをおすすめします。