海外FXでは両建てトレードができるの? あなたは今、このようにお考えですよね。
海外FXは最大500倍や1000倍と、最大25倍のトレードに限られる国内FXでは考えられないようなハイリスク・ハイリターン取引が可能です。
国内FXを利用していて、海外FXのご利用を検討されている方は、両建てトレードができるのか、気になる方もいるはずです。
ここでは海外FXの両建てについて詳しく解説していきます。
海外FXの両建てを分かりやすく解説
海外FXの両建ては、ブローカーガ認めている場合に可能です。
両建てとは、同一通貨ペアでロングとショートを、同じタイミングで保有するトレード手法のひとつです。
ロングとショートのを同時に保有することで、海外FXの損益を0に抑えることができます。
同じ通貨ペアの買いと売りの価格は相反すると言われています。
このため、海外FXで買いポジションと売りポジションを同時に保有することで、損益は相殺されて0になるのです。
両建ての目的は、海外FXの相場の方向性が明確になった時点で、含み損方向のポジションを決済し、含み益方向のポジションを活かすことで、一気にトレンドに乗ることです。
海外FXで相場の方向性が明確になった時点で注文を行っても、注文価格との間に誤差が生まれるだけでなく、最悪スリッページが発生し、思わぬ価格で約定する可能性もあります。
特に海外FXは、ハイレバレッジトレードを行うため、損失も大きくなります。
両建てしていれば、損切りするポジションを決済することで、トレンド方向のポジションを生かすことができるため、最大限の利益をめざすことができます。
海外FXで両建てトレードが認められている業者は?
海外FXで両建てトレードが認められている業者は、以下の通りです。
- XM
- AXIORY
- GemForex(ゲムフォレックス).
- TitanFX(タイタンFX)
- TradeView(トレードビュー)
- iFOREX(アイフォレックス)
両建てトレードできる海外FXを確認してみると、日本人ユーザーに人気の大手業者はすべて両建てが認められています。
海外FXの両建てトレードにおける禁止行為
海外FXでは両建てトレードを認めていますが、業者ごとに禁止行為を設けているケースも少なくありません。
ようするに両建てを認めている海外FX業者であったとしても、禁止行為に抵触する両建てを行ってしまった場合、ペナルティ対象になってしまいます。
多くの海外FX業者が禁止トレードとしてみなす可能性の高い両建て方法は、異なる口座同士での両建てと、業者をまたぐ口座同士の両建てです。
一方、海外FX業者における禁止行為に抵触しない両建てトレードは、同一口座内でロングとショートを保有する方法であり、多くの業者で認められています。
では具体的に、両建てトレードに制限がない海外FX業者はどこなのでしょうか。
海外FXの両建て 異なる口座でのトレードを認めている業者
海外FXの両建てにおいて、異なる口座同士でトレードできる業者は、以下の通りです。
- AXIORY
- TitanFX(タイタンFX)
- TradeView(トレードビュー)
異なる口座同士の両建てとは、たとえばAXIORYのA口座でロング、B口座でショートを保有することをさします。
海外FXでは、既存口座の他に追加口座を開設して、複数口座を運用できるため、業者が認めている場合に限り、異なる口座間で両建てすることができます。
XM・GemForex(ゲムフォレックス)・TradeView(トレードビュー)・iFOREX(アイフォレックスに関しては、異なる口座をまたいた両建ては禁止行為に抵触するためやめましょう。
海外FXの両建て 異なる業者の口座でトレードできる業者
海外FXの両建てにおいて、異なる業者の口座でトレードできる業者は、以下の通りです。
- AXIORY
- TitanFX(タイタンFX)
- TradeView(トレードビュー)
異なる業者の口座での両建てとは、たとえばTitanFX(タイタンFX)の口座でロングを、AXIORYの口座でショートを保有することをさします。
異なる口座同士の両建てと、異なる業者の口座による両建て可能な海外FX取引所は、同じです。
同じくXM・GemForex(ゲムフォレックス)・TradeView(トレードビュー)・iFOREX(アイフォレックスに関しては、異なる口座をまたいた両建ては禁止行為に抵触しますので、絶対にやめましょう。
海外FXの両建てトレードにおける禁止行為のペナルティ
海外FXの両建てトレードにおける禁止行為を行った場合、ペナルティ対象になると解説しました。
不正な両建てよるペナルティとは、海外FX業者によって異なるものの、出金拒否や口座凍結と、かなり厳しい厳罰内容になっています。
ではなぜ海外FXの禁止行為に抵触する両建てを行うとペナルティになるのか、疑問を感じている方もいるでしょう。
海外FXでは、ゼロカット制度が採用されており、トレードでロスカットされてしまった場合に、損失による借金返済を、取引所に肩代わりしてもらうことができます。
ようするにゼロカット制度によって、万が一トレードで損失が発生したとしても、投資家は借金返済をする必要なく、マイナスにいたった口座残高をゼロまでリセットしてもらえます。
海外FXの異なる口座間で両建てをすると、一方のポジションは含み損が発生して、もう一方は含み益が発生します。
両建てしていた含み損方向のポジションを決済すると損失は確定しますが、ゼロカット制度によってゼロになります。
一方含み益方向のポジションは確実に利益を獲得できることになります。
これではトレーダーにとって有利で、海外FX業者にとっては不利でしかないため、異なる口座間や異なる業者間による両建てを禁止行為としています。
海外FXの両建てにおける注意点
海外FXの両建てにおける注意点は、トレード中のスプレッドとスワップポイントの発生です。
両建て中に相場が急変し、スプレッドが拡大すると、証拠金の割合が低下して、ロスカットリスクが高まります。
スワップポイントは、日々着実に積みあがっていくため、気づいたら大きな負担になっていたという事態も招きかねません。
スプレッドもスワップポイントも、両建てすることでトレードコストは2倍になります。
また海外FXはハイレバレッジトレードですので、少しのレート変動にロスカットリスクは高いと言えるでしょう。
両建てトレード中は取引ツールでこまめに口座残高をチェックすることが注意点と言えるでしょう。
海外FXの両建てを分かりやすく解説まとめ
海外FXの両建ては、基本的に同一口座内でロングとショートを保有するトレードをおすすめします。
中には両建てのトレード条件に寛容な海外FX業者も存在しますが、禁止事項に抵触すると口座凍結や出金拒否などのペナルティ対象になる業者も存在するため注意が必要です。