これから海外FXを利用してみたいという人の中には、海外FX業者の安全性や危険性について詳しく知りたいという人もいるでしょう。
海外FXは日本国内のFXブローカーでは不可能な数百倍というハイレバレッジトレードや豪華なボーナスキャンペーンが魅力です。
しかし口コミなどをみていると出金拒否や口座凍結などの噂もあるため、利用に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、海外FXの安全性・危険性・評判を分かりやすく解説していきます。
海外FXの安全性・危険性・評判を分かりやすく解説
海外FXブローカーは一概に安全性が高い・危険性が高いと断定することはできません。
海外FXブローカーと一言で言っても実にさまざまなブローカーが存在し、世界中に拠点を持っているためです。
そのため海外FXブローカーの中には危険性が高い悪質な業者もあれば、安全性の高い優良な業者も存在します。
海外FXブローカーそれぞれの安全性が高いのか危険性が高いのかを見分けるために、まずは利用したいブローカーの以下の内容を確認してみることがおすすめです。
- ブローカーの拠点となる国などの金融ライセンスを取得しているか
- 信託保全を行なっているか
- サポートセンターが日本語に対応しているか・返信がすぐくるか
- 過去にハッキング被害や出金トラブルなどを起こしていないか
- ブローカー自体の運用実績(いつ創業されたブローカーなのか)
それでは実際に、海外FXの安全性・危険性に関する評判でよくある事例をみていきましょう。
海外FXの安全性・危険性・評判 海外FXブローカーは日本の金融庁に登録していないので危険という噂
海外FXの安全性を不安視している人の中には、海外FXブローカーが日本の金融庁に登録していないので危険性があると考える人も多くなっています。
実際に日本人トレーダーに人気のハイレバレッジトレードができる海外FXブローカーは、以下のように日本の金融庁以外でライセンスを取得しているところも多いようです。
- TitanFX(タイタンFX)...バヌアツ共和国金融当局(VFSC) No.40313
- GemForex(ゲムフォレックス)...GEM GROUP NZ LIMITEDにてニュージーランド金融ライセンス番号:FSP564306
- iFOREX(アイフォレックス)...Formula Investment House Ltd.にて英領バージン諸島の金融サービス委員会
など。 また、ハイレバレッジトレードを許可している海外FXブローカーが日本の金融庁への登録をしない理由にはいかのようなものがあります。
- 日本の金融庁に登録しているブローカーはレバレッジが最大25倍までに制限される
- マイナス分を補填するためのゼロカットシステムが禁止されている
- 口座開設時にもらえるボーナスや入金ボーナスにも制限がかかる
など。 よって海外の各国に拠点のある海外FXブローカーの場合、拠点とする国ライセンス以外に日本の金融ライセンスをとることは、ブローカー自体の魅力を減らしてしまう原因にもなるのです。
ただし日本の金融ライセンスを保有していない海外FXブローカーでも、各国の金融ライセンスを保有しているのであれば、一定の国基準を満たして運用していますので、危険性のある業者である可能性は低いと考えられるでしょう。
海外FXの安全性・危険性・評判 海外FXブローカーは信託保全が義務化されていないので危険
また海外FXブローカーは日本の金融庁に登録しおらず新楽保全が義務化されていないという理由で、安全性が低く危険性が高いという評判もあるようです。
そもそも信託保全とは、ブローカーが顧客から預かった資金を信託銀行に信託することを意味します。
信託銀行に信託された分の資金は、ブローカーが倒産や破産という事態になっても信託保全の資金の範囲内にて資金を返金してもらうことが可能です。
つまり信託保全とは、ブローカー側に倒産や破産などの自体に追いやられた場合でも、トレーダーの資金を一定額保証してくれる仕組みのことです。
そして日本の金融庁に登録している国内FXブローカーの場合この信託保全が義務化されているため、必ずトレーダーがブローカーに預けた資金はブローカーの運用資金とは別に保管されることになります。
しかし日本の金融庁に登録していない海外FXブローカーには、この信託保全が義務化されていません。
ブローカーの運用資金をトレーダーの預け入れた資金とは別に管理しなければならないという規制がないのです。
つまりブローカーが破産や倒産の危機に追いやられた場合、そのブローカーに預けていた資金を利用されてしまう可能性があるということになるでしょう。
しかし海外FXブローカーでは信託保全が義務化されていなくても、自社で信託保全を行なっていることを公表しているブローカーもあります。
海外FXで安全性の高い業者を使うためにも、信託保全に関して明記されているブローカーを利用するのがよいでしょう。
海外FXの安全性・危険性・評判 国内FXブローカーよりも多額の税金が徴収される
海外FXブローカーを利用する場合、レバレッジやボーナスなどの面で国内FXブローカーよりも優遇される可能せが高くなります。
しかし海外FXブローカーで一定額以上の所得を上げた場合、国内FXブローカーで上げた収益よりも税率などがかなり高くなってしまうことがあるのです。
これは、確定申告の際の税の区分や適用される税率が海外FXブローカーと国内FXブローカーで異なることが大きな理由となっています。
税の区分の違い
- 海外FX...総合課税(総合課税が適用される全ての所得の合計金額から税金が計算される)
- 国内FX...深刻分離課税(他の所得と合算せずに税金が計算される)
また税率に関しても国内FXブローカーで上げた所得に関しては一律20.315%の税率がかけられますが、海外FXブローカーの場合には所得額によって税率が変化します。
海外FXブローカーの場合、所得額によっては住民税も合わせると、最大55%の税率がかけられることもあるのです。
よって海外FXを利用する場合には、事前に取引で得た利益の税金の計算をしておかないと、翌年の税の徴収でかなり大きな税金を支払わなければなくなる可能性もあります。
このようなことから、海外FXは稼ぎすぎると危険性が高まるともいわれているようです。
そのため、税率の金額によって年間〇〇円までは海外FX、〇〇円以上は国内FXと使い分けている人も多くなっています。
海外FXの安全性・危険性・評判を分かりやすく解説まとめ
今回は、海外FXの安全性・危険性・評判を分かりやすく解説してきました。
海外FXと国内FXを比較すると、メリット・デメリットがかなり異なることがわかるでしょう。
海外FXのブローカーを利用するのであれば、国内FXとは異なる安全性と危険性があることを事前に確認しておくことが、リスクを減らすいみでもおすすめです。
自分の利用したい海外FXブローカーが、それぞれトレーダーの安全確保のためにどのような運用をしているのかを確認してみるのがよいでしょう。