BigBossは最大1,111倍ものレバレッジを使える海外のFX業者です。
そんなBigBossを使い始めるにあたって、法人口座の利用を検討している人もいるのではないでしょうか。
しかし、BigBossは法人口座の申し込みを受け付けているのでしょうか。
あるいは、そもそもあえて法人口座を使うことにどういったメリット・デメリットがあるのか実はよく分かっていないという人もいるかもしれません。
そこで今回はBigBossの法人口座について分かりやすく解説していきます。
BigBossの法人口座を分かりやすく解説
BigBossは法人口座も利用可能
BigBossは法人口座も利用可能です。
一時期の海外FXでは法人口座を使えるところは多くありませんでした。
しかし、昨今、どの業者も法人口座の受付を再開し始め、BigBossもその例に漏れていません。
国内業者にくらべると海外FXの法人口座開設のハードルは高くありません。
興味のある人はBigBossで法人口座の利用を検討してみるのもよいのではないでしょうか。
BigBossの法人口座開設に必要なもの
国内業者よりも楽とはいえ、BigBossで法人口座を利用するためにはやはり多少の手間と時間はかかります。
まず、当然ながら法人口座を作るためには法人が必須です。
いまは資本金1円からでも法人を作れますが、BigBoss側での審査を考えると資本金100万円程度は用意しておきたいところです。
そして、法人登記にも20万円強の登記費用がかかりますし、その他雑費も考えると150万円くらいはあったほうがよいかと思います。
そのうえで、BigBossに法人口座を申請するには以下のような書類が必要です。
・登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・法人の住所証明書
・取締役全員分の身分証明書
・取締役全員分の現住所確認書類
・株主全員の身分証明書
・株主全員の現住所確認書類
ご覧のとおり、BigBossは株式会社を前提にしているようです。
ただ、海外FXの法人口座開設には合名合資会社が一般的によく使われます。
株式会社の設立が難しいという人はその他の法人種別で法人口座を開設できないかカスタマーサポートへ問い合わせてみましょう。
BigBossの法人口座の取引条件
BigBossの法人口座の取引条件は個人口座と同じです。 国内業者の場合、個人口座よりも高いレバレッジを使うために法人口座を使う人も少なくありません。
しかし、BigBossに関しては法人口座だからといって優位に立てる部分はありません。 また、法人口座用の特別な口座タイプも存在しません。
完全に個人と同じ土俵で勝負するものと考えておきましょう。
ちなみに、国内業者は法人口座であってもBigBossの個人口座の最大レバレッジに遠く及びません。
レバレッジの拡張が主目的であれば、そもそもBigBossでは法人口座の利用を検討する必要さえありません。
BigBossで法人口座を使うメリット
BigBossで法人口座を使う主なメリットは取引条件ではなく、税制上の恩恵を得られる場合があることです。
ここでポイントになるのはメリットが「確実に得られる」のではなく「場合がある」にすぎないことです。
BigBossで法人口座を使うとその利益は所得税ではなく、事業所得として扱われます。
そして、事業所得の場合、損益通算や損失の繰越控除など、個人では利用できない税制を利用できるようになります。
損益通算は法人のおこなう異なる事業間で損益を通算できる制度。
損失の繰越控除は単年度の損失を翌年度以降の利益と相殺できる制度です。
たしかに、これらはうまく使えばかなりの節税効果を見込めます。
また、そもそも所得税と事業所得は税率も異なります。
所得税は所得が増えるほど税率の上がる累進課税ですが、法人税は一律で20.315%です。
正確には法人種別と資本金によって異なりますが、多くは上記のとおりです。
しかし、これは単純に所得税よりも有利ということではありません。
BigBossで獲得した年間利益が少ない場合は所得税のほうが低い税率になります。
諸々、加味すると必ずしも法人口座を使ったからといって節税になるとも限らないのです。
BigBossで本当に法人口座を使うべきかどうかは事前に入念にシミュレーションして判断するようにしましょう。
ちなみに、国内FXの場合は個人口座でも損失の繰越控除を利用できますが、BigBossはその例に当てはまりません。
同じFXでも国内業者と海外業者では税制上の取り扱いが違うからです。
BigBossで損失の繰越控除を使うためには法人口座が必要と考えておきましょう。
BigBossで法人口座を使うデメリット
BigBossで法人口座を使う主なデメリットはランニングコストがかかることです。 法人設立に初期費用がかかるのは先に触れたとおりです。
そして、その後も法人の維持には多少の費用がかかります。
たとえば、会計や財務を専門家に依頼すれば委託費がかかりますし、従業員を雇えば社会保険料の半額負担も生じます。
これらが節税効果を上回らなければ、BigBossで法人口座を使う意味がないどころかむしろ損をする結果になりかねません。
実際に法人口座を使うべきかはこうした先々も見据えて考えるようにしましょう。
また加えていえば、おそらく法人口座にすることで税務署の見る目も厳しくなるはずです。
もちろん正しい税務が必須なのは個人でも同様ですが、法人口座にすることでより正確な記帳等が必要になる点は覚悟しておきましょう。
BigBossの法人口座にはクイック口座開設も
BigBossの口座開設方法には「クイック口座開設」なるシステムも存在します。
そして、法人口座もまたクイック口座開設の対象です。 クイック口座開設の場合、本人確認書類の提出などは不要で、フォーム入力だけでトレードを始められます。
これは非常に便利な仕組みのように思われるかもしれません。
しかし、BigBossのクイック口座開設はその後に本人確認書類の提出を済ませないと出金できません。
結局のところ各種手続きを後回しにしているだけのことです。
一応、法人口座もクイック口座開設の対象ではありますが、たいしたメリットはありません。
むしろ、せっかくトレードがうまくいっても口座開設の審査に落ちるリスクがあるぶん、デメリットのほうが目立ちます。
BigBossへの法人口座開設を検討している人は、はじめから通常の口座開設方法を前提に考えておくべきかと思います。
BigBossの法人口座を分かりやすく解説 まとめ
BigBossは法人口座も利用可能です。
法人口座の取引条件は個人口座と変わりませんが、節税の幅が広がる点が大きな違いです。
しかし、法人口座で節税になるかどうかは使い方次第、年間利益次第です。
単に法人口座を使えば得をするというものでもありません。
実際にBigBossで法人口座を使うべきかどうかは、そうした諸々のシミュレーションを入念におこなったうえで判断しましょう。