海外FXはその高いレバレッジを駆使すれば短期間で莫大な利益を出すことも不可能ではありません。
しかし一方で、理由も分からずなぜか口座凍結されてしまったという声も少なくありません。
せっかく利益を出せても口座凍結されては意味がありません。
そこで今回は海外FXの口座凍結のよくある理由と解除方法について分かりやすく解説していきます。
海外FXの口座凍結の理由と解除方法を分かりやすく解説
海外FXの口座凍結のよくある理由と解除方法の有無
海外FXでよくある口座凍結の理由は以下の3つに大別されます。
・規約違反
・休眠口座
・マネー・ロンダリングの疑い
いずれも業者によって細かい理由は異なりますが、たいてい口座凍結される場合は上記のいずれかに該当しています。
また、それぞれ解除方法があるかどうかも業者によりけりです。
ただ、規約違反に関しては解除方法そのものが用意されておらず、取り返しがつかないケースが大半です。
そのほかの理由についても解除方法が用意されているところは決して多くありません。
基本的に、海外FXではまずなによりも口座凍結を事前に避けることが重要と考えておきましょう。
ではここからは上記の3つの理由に分けて海外FXの口座凍結について解説していきます。
海外FXの口座凍結の理由と解除方法【規約違反】
海外FXで口座凍結される理由としては規約違反は少なくありません。
もちろん、規約内容は業者ごとに異なりますが、大半の業者では以下のような手法や行為を規約で禁止しています。
・複数口座をまたいだ両建て
・同一メールアドレスによる複数アカウントの登録
・指標発表時などボラティリティの高いタイミングだけを狙ったトレード
・超高頻度な取り引き
最もありがちな口座凍結の理由は複数口座の両建てです。
そして、指標発表時など「だけ」を狙ったトレードによる口座凍結もよく見られます。
これらは海外FXが、口座残高のマイナス分を帳消しにしてくれる「ゼロカット」と呼ばれるシステムを採用しているからです。
詳しい解説は省きますが、ゼロカットがあることで、これらの手法ではリスクとリターンのバランスが崩れるからです。
そして、同一メールアドレスによる複数アカウントの登録がNGなのは、海外FXの多くで口座開設ボーナスがあるからです。
複数アカウント登録が可能であったら事実上、無制限にボーナスを貰えることになるので、これが口座凍結の理由になるのも当然といえるでしょう。
最後に、超高頻度な取り引きは業者の取引サーバーに負荷を与えることからNGです。
以上のような理由は海外FXの口座凍結の理由としてはかなり一般的です。
そして、残念ながら規約違反が理由の場合、ほとんどの業者で解除方法は用意されていません。
海外FXの口座凍結の理由と解除方法【休眠口座】
海外FXの多くはとくに口座維持手数料を徴収していません。
しかし、あまりにも長期間口座を放置していると休眠口座とみなされ、その後も改善が見られないと口座凍結されます。
もちろん業者による違いはありますが、海外FXの多くはこのような扱いです。
解除方法についてはまちまちです。
口座凍結後の復活が不可能なところもありますし、カスタマーサポートへ問い合わせると解除してくれるところもあります。
ただ、どちらかというと前者のほうが多いように見えます。
「海外FXは口座の開設が簡単なので、あらためて別の口座を作り直してください」というスタンスが多いような印象です。
一方、休眠口座の段階であれば口座への入金が直接的な解除方法になります。
万が一にも口座凍結の憂き目に遭いたくない人は、少額でもよいのでたまには入金しておくことをおすすめします。
なお、休眠口座とみなされる期間も業者次第ですが、多くは90日~180日くらいです。
したがって、四半期に一度くらいの頻度で入金があれば口座凍結されることはまずありません。
海外FXの口座凍結の理由と解除方法【マネー・ロンダリングの疑い】
海外FXはマネー・ロンダリングの疑いも口座凍結の理由になります。
注意すべきは「疑い」の時点で口座凍結されることです。
たとえ身に覚えがなくとも、怪しいと思われた時点で口座凍結されてしまいます。
たとえば、口座へ高額入金しておきながら、なんらトレードなしに出金するような状況が考えられます。
あるいは複数名が不自然に同じタイミングで入出金しているケースも怪しいと疑われるようです。
海外FXはどうしてもマネー・ロンダリングに悪用されやすいため、このあたりの監視はかなり厳しいようです。
絶対に口座凍結されたくない人は上記のような入出金は控えておくに越したことはないでしょう。
なお、マネー・ロンダリングの疑いで口座凍結された場合に解除方法があるかどうかも業者次第です。
調査の結果として疑いが晴れれば解除されるのが筋ですが、そうした対応はされずにそのまま口座凍結されたという声も少なくありません。
おそらくは、海外FX業者としては万が一にもそうした可能性がある場合は口座凍結しておいたほうが無難という判断なのでしょう。
一応、解除方法があるとしても基本的にはあまり期待できないと考えておくらいでよいかもしれません。
海外FXの口座凍結の理由と解除方法が分からないときは
海外FXで理由も分からず口座凍結されたときはカスタマーサポートへ問い合わせておきましょう。
実際に有効な解除方法がないとしても、ナシのつぶてで回答がないというケースは耳にしたことがありません。
なんらかの説明はあるはずです。 そのうえで、今後同じ過ちを繰り返さないように注意しましょう。
できれば同じ轍を踏む人が減るようSNSなどで広く注意喚起してもらえると尚良しです。
なお、海外FXで口座凍結されたとしても大半の業者は元本の出金には対応しています。
あくまでも利益がキャンセルになったうえで今後トレードができなくなるだけで、口座のお金が没収されるわけではありません。
残念ながら、規約違反が理由で口座凍結された場合は今後その業者を使えなくなる措置も少なくありません。
しかし、その場合でも他の海外FX業者の利用までは妨げません。 幸いにして、国内で利用できる海外FX業者は少なくありません。
そこは気持ちを切り替えて他社で仕切り直しましょう。
ちなみに、海外FXは海外の業者であってもほとんどが日本語サポートに対応しています。 問い合わせる際も、たいていは普通に日本語でOKです。
海外FXの口座凍結の理由と解除方法を分かりやすく解説 まとめ
海外FXで口座凍結される理由は「規約違反、休眠口座、マネー・ロンダリングの疑い」の3つに大別されます。
残念ながら規約違反が理由で口座凍結された場合に解除方法はありません。
一方で、休眠口座やマネー・ロンダリングの場合は業者によっては解除方法が用意されていることもあります。
ただ、海外FX全般、いったん口座凍結されると解除不可能なところが多めです。
基本的には解除方法はないものと考えて、そもそも口座凍結されないように注意しておきましょう。